悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
総務省は22日、テレビ朝日の「たけしのTVタックル」(昨年9月15日放送)と「ニュースステーション」(同11月4日放送)で、放送法に照らして番組の編集上求められる注意義務を怠った重大な過失があったなどとして、同局に対し、情報通信政策局長名の文書で厳重に注意し、再発防止を要請した。
TVタックルは、野党議員が拉致問題の質問をした際、自民党総裁選に立候補していた藤井孝男元運輸相がやじを飛ばしているような映像を流した。藤井氏はBRC(放送と人権等権利に関する委員会)に権利侵害を申し立て、BRCが6月4日に権利侵害を認めていた。
ニュースステーションでは、衆院選の選挙期間中に民主党の「菅内閣閣僚名簿」を長時間取り上げた。総務省は、放送法が定める「政治的な公平」を図るうえで遺漏があったとしている。
一方、山形テレビ(本社・山形市)が自民党山形県連の広報番組を今年3月20日に放送した問題でも、放送法で編集上求められる注意義務を怠った重大な過失が認められたとして、同局に対し、情報通信政策局長名の文書で厳重注意し、放送法の順守の徹底を要請した。
これらの問題に関連して、同省は日本民間放送連盟(民放連)に対し、「政治的公平」の確保の在り方について検討を行うよう要請した。