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2004年06月22日(火) 00時00分

三井住友、プロミスへ20%出資 東京新聞

 三井住友フィナンシャルグループと消費者金融大手のプロミスは二十一日、三井住友銀行がプロミスに最大20%出資することや、両社の共同出資で消費者金融会社を新たに設立することなどを柱とした資本・業務提携を発表した。

 大手銀行と消費者金融大手の本格提携では、先に三菱東京フィナンシャル・グループとアコムが提携。今後は武富士やアイフルなどの動向も業界再編の焦点となる。

 三井住友銀は七月に約千四百億円を出資してプロミス株の15%を取得。残り5%の取得時期は未定だが、20%取得時点でプロミスの筆頭株主となる見込み。出資総額は最終的に二千億円程度に上る予定だ。

 業務提携では新たな個人向け無担保ローン商品を共同で開発。年利8−12%程度のローン商品を銀行の店舗網を通じて販売するほか、銀行内にプロミスのローン申込機も設置する。

 また新たに設立する消費者金融会社「SMBCコンシューマーファイナンス」を通じ、年利15−18%のローン商品も提供していく。

 合弁会社はプロミスの連結子会社となる。三井住友とプロミスは提携後三年で、五千億円程度のローン残高獲得を目指す。

 プロミスは既にUFJ銀行と提携して「モビット」を共同展開してきたが、神内博喜社長は「UFJとはあらためて話し合いをする」と関係見直しに言及。

 これに対し、三洋信販と「アットローン」を展開する三井住友は「今回の提携内容とは商品の販売チャンネルが違うので大きな変化はない」(西川善文頭取)としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040622/mng_____kei_____003.shtml