2004年06月22日(火) 11時53分
偽ティファニーのネット売買停止求め、イーベイを提訴(読売新聞)
【ニューヨーク=小山守生】米高級宝飾大手ティファニーは21日、米インターネット・オークション最大手イーベイを相手取り、偽ブランド品のネットオークションでの売買差し止めを求める訴えをニューヨーク連邦地裁に起こしたことを明らかにした。
ティファニーによると、今年に入って、同社ブランドとしてイーベイのウェブサイトで販売されている宝石を購入してみたところ、73%が偽物だった。
このため、イーベイに対し、偽物のオークションからこれまでに得た利益をティファニーに支払うか、販売された偽物1種類につき最大100万ドル(約1億900万円)を支払うよう求めている。
ネットオークションでの偽ブランド品販売は世界的に広がっており、日本でも販売した業者が警察に摘発されるケースが増えている。
米ティファニーでは専属社員2人がネットオークションの監視に当たっており、既にイーベイだけでも1万9000件の偽物販売を発見、イーベイに通告して販売を停止させたという。
他の多くのブランド品メーカーも、同様の取り組みを見せているが、メーカー側からは「サイト管理者が責任を持って偽物販売をやめさせるべきだ」との不満が出ている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000103-yom-bus_all