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米高級宝飾店ティファニーは、偽造品の販売でブランド価値が傷つけられたとして、米インターネット競売大手のイーベイをニューヨーク連邦地裁に提訴した。21日、米メディアが報じた。ティファニーがイーベイのサイトから任意に落札した商品のうち、73%が偽物で、本物はわずか5%だったという。その他はもともと「ティファニー風」として売り出されていた。
訴えは、偽造品の販売停止のほか、偽造品から得た利益を明らかにするか、偽造品1種類当たり最大百万ドル(約1億1000万円)の支払いを求めている。偽造品の販売者ではなく仲介者であるイーベイの責任をどこまで問えるかが焦点だ。
21日夕時点で、イーベイでティファニーの宝飾品・時計を検索すると約4000点が競売中だ。イーベイ側は、自社であらゆる商品のチェックをするのは不可能だとして、商標などの権利を持つ会社が偽物を発見した場合に、個別に競売からの取り除き要求を受け付ける制度を導入している。ティファニーはすでに、従業員2人がかりでチェックを続け、1万9000もの競売停止を実現したという。(06/22 10:38)