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〈子を知る者は親〉とか〈子を見ること親にしかず〉などという。血を分けたわが子のことは、親なら他人様(ひとさま)よりはよくわかるはずというようなことだ◆〈子ゆえの闇〉や〈親の欲目〉はその逆で親の甘さから見誤ること。だれもが子を見るとき、どちらにもなり得るが、当世は、子を見定めるのが難しい時代かも知れない◆今、小学五年で七割、中学二年で八割がインターネット利用の経験がある。親はその時代に体験していない。子供と保護者のネットに関する知識はどちらが豊富かの状況は、子供優位に逆転した◆これはほんの一例だが、親と子の子供時代に共通する体験が少なくなってきた。時代のテンポ、文明の進展のスピードがそれを加速させている◆〈不易流行〉は芭蕉の言葉。どんな時代にも変わらぬ基本的で大切なことと、時代、時代の新風とをよく承知して親子の関係をしっかりさせたい。ネットの知識は子が上でも、親はそのマイナス面に助言できるはずだ◆不易流行の体現はやさしくないが、さて、きのう父の日、あなたはどう過ごしましたか。