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2004年06月20日(日) 13時34分

株主総会の投票がケータイで可能に 14社が採用朝日新聞

 株主総会が月末にかけて山場を迎える。ソニーや川崎重工業などの大手企業は今年の株主総会から、携帯電話をインターネットにつないで投票するシステムを採用する。ネットを使った議決権行使は商法改正で2年前から始まり、上場企業の1割近くがすでにパソコン経由で実施。より身近な携帯電話も使えるようになって、電子投票はさらに広がりそうだ。

 システムを開発した中央三井信託銀行とUFJ信託銀行によると、今年の総会で携帯電話による投票を採用するのは計14社だ。ソニーや川重のほか、NTT、日興コーディアルグループ、三井トラスト・ホールディングスなど。NTTドコモは18日の総会で実施、議決権を行使した人の0.8%にあたる774人が利用した。

 利用者は、携帯電話を当該企業のホームページにつないで、企業から総会招集の案内とともに送られたIDとパスワードを入力。携帯の画面を見ながら議案ごとに賛否を選ぶ仕組みだ。情報漏洩(ろうえい)を防止するため、通信には特殊な暗号化を施してある。前日必着の郵送方式と異なり、総会当日の午前0時まで投票と内容変更ができる。

 UFJ信託は「(企業が互いに株式を持つ)持ち合いの解消が進み、個人投資家が増えている。電子投票のニーズは高まっている」と話す。

 実際、調査機関の商事法務研究会(東京)が昨年実施したアンケートによると、回答した上場企業1950社のうち、7.2%にあたる140社がネットによる議決行使を採用。大手スーパーのイオンは、今年5月にあった総会で議決権行使者の約1割にあたる449人がパソコンで投票、アサヒビールでも昨年の3倍以上にあたる604人が利用した。

(06/20 13:34)

http://www.asahi.com/business/update/0620/003.html