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2004年06月19日(土) 03時07分

三菱自 リコール対象車で火災 これまで発生否定「調査手ぬるかった」産経新聞

 三菱自動車の欠陥隠し問題で、同社は十八日、リコールを届け出た対象車で過去に火災が発生していたことを明らかにした。リコール実施を表明している二十六件の不具合について同社は「事故や火災は発生していない」と発表していたが、調査を過去にさかのぼり全国の販売会社に広げた結果、新たに判明した。寄せられた約二万件の情報はまだ分析が進んでおらず、同社は二十三日に会見を開いて内容を明らかにする。
 火災は平成八年、神奈川県内で発生。同社のデリカスペースギアが走行中にエンジンルームから煙が出た後、火が立ち上った。けが人はなかった。原因は確認されていないが、同社は十八日、エンジン内の配線に問題があり、始動不能になったり火災になる恐れがあるとして、デリカスペースギア二千五百二十一台のリコールを届け出。火災を起こした車も対象車だった。
 同社は今月二日、不具合や事故について販売店から報告される商品情報連絡書を過去三年分調査した結果、「二十六件のリコール案件で一件の事故、火災も発生してなかった」と発表していた。
 しかし、国土交通省からの指導も受け、十七日から全国二百三十四の販売会社に対して社内に残っている連絡書を提出するよう指示。十八日までに約二万件が寄せられ、その中から今回の火災が判明した。
 同社は「調査が手ぬるかったことは認めざるをえない」としている。
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 三菱自動車は十八日、配線の取り回しが悪く始動不良になる「ミニカ」「ミニカトッポ」二万三百四十二台▽ボルトの締め付けが不十分でプロペラシャフトが脱落する恐れのある「パジェロミニ」百二十九台−など計十件十車種五万八百三十七台のリコールを国交省に届け出た。いずれも欠陥隠しを行っていた不具合。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040619-00000019-san-soci