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長崎県佐世保市の小学校で6年の御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(12)が切られて死亡した事件で、父親で毎日新聞佐世保支局長の恭二さん(45)の代理人が19日、市内で記者会見し、家裁側の求めに応じて怜美さんのホームページ(HP)の記録を提出したことを明らかにした。家裁送致された女児(11)から怜美さんに送られた誕生日のメッセージなども自主的に出したという。
代理人の八尋光秀弁護士によると、誕生日のメッセージは今年と昨年の4月に届いたもので、「これからも友達でいよう」などの内容が書かれていたという。
御手洗さんは15日、家裁調査官による約1時間の調査を受けた。心情などを述べ、HPの管理会社から取り寄せた怜美さんのHPの全記録の写しを提出。女児から届いた今年と昨年の年賀状や、怜美さんと女児ら3人による小説を書いたノート2冊などの遺品も手渡したという。小説が書かれた時期は不明だが「ファンタジー小説」らしい。
御手洗さんは、提出した理由について「少しでも怜美と相手との関係の解明につながればと思った」と話し、調査官に対して「怜美は何も話すことができない。できるだけ配慮をした上で、他の子どもたちにも話を聞いてほしい」と要望したという。
また、御手洗さんは女児の家族から届いた謝罪の手紙を今も読んでおらず、女児の両親と会うことについて「会ったところで怜美は帰ってこない。会う意味を感じない」と話しているという。
八尋弁護士は女児の審判記録を16日に代理人として閲覧したことも明らかにしたが、「内容はコメントできない。本人にも伝えていない」と述べた。
(06/19 22:14)