2004年06月18日(金) 09時07分
通話記録140万件も流出 「BBフォン」利用者(共同通信)
インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客情報流出事件で、恐喝未遂罪で起訴された右翼系政治団体の元代表森洋被告(67)=同罪で公判中=の茨城県の実家から、ソフトバンクBBが運営するIP電話サービス「BBフォン」利用者の通話記録などが見つかり、警視庁が押収していたことが18日、分かった。
同容疑で逮捕され、顧客情報を盗み出したとされる冨安泰生容疑者(24)が捜査一課の調べに「顧客情報を盗み出した際、約140万件分の通話記録も抜き出した」と認めたという。
新たな情報流出が判明したことで、ソフトバンクの情報管理の甘さがあらためて浮き彫りになった。
調べでは、押収された資料は通し番号があり、BBフォン利用者と相手先双方の電話番号、通話開始時刻や時間、料金などが印字されていた。利用者や通話先の個人名は記されてなかったという。
冨安容疑者は今年1月、顧客情報と一緒に通話記録も抜き出していた。データは一時、パソコンに保存していたが、既に処分されており、悪用の形跡はないという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040618-00000036-kyodo-soci