2004年06月18日(金) 00時00分
公立校内化学物質濃度106校、指針上回る(朝日新聞・)
県内の公立学校で「シックスクール症候群」の原因とされるホルムアルデヒドなど化学物質が国の指針を上回る濃度で検出されたのは106校あることが、県教委のまとめで分かった。浜松市の小中学校30校は含まれていない。浜松市教委は「調査時点では集計中だったため校数は県教委に報告していない」としている。
県教委の昨年11月段階のまとめによると、小学校222校、中学校115校、高校103校、盲・ろう・養護学校29校などで化学物質の室内濃度が検査されていた。このうちホルムアルデヒドが1教室でも指針値を上回った学校は、小学校66校、中学校36校。またトルエンが上回った学校は小学校1校、高校2校、盲・ろう・養護学校1校だった。
この結果を公表しなかったことについて体育保健課は「授業中に作品作りのためにニスを使っていたり耐震工事でペンキなどを使っていたりする学校での調査もあり、原因が特定できない面があった。はっきりしないうちに数字だけ公表することで、混乱を招きたくなかった。今年度、改めて各市町村に実施状況を調査をするつもりだ」と話している。
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http://mytown.asahi.com/shizuoka/news02.asp?kiji=10776
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