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被害総額は計四億二千万円に上るとみられる。外為証拠金取引では全国でトラブルが多発しているが、取引業者の逮捕は初めて。
調べでは、波佐間容疑者らは「海外でドルを運用している。マイナスにはさせない」などと外為証拠金取引を装い、二〇〇二年末から昨年三月にかけ、福岡市の無職女性(74)ら二人から計約千百三十万円をだまし取った疑い。
四人はいずれも容疑を否認。波佐間容疑者ら三人は、金のペーパー商法が社会問題化した豊田商事の元社員という。
同社は登記上は東京に本社があるが、実態は〇一年に開設した福岡支店だけで営業。昨年四月に支店を閉鎖するまでに福岡、神奈川、兵庫など六県の高齢者らから約四億二千万円を集めていた。一人で約五千五百万円をだまし取られた人もいたという。
外為取引の実態はほとんどなく、集めた金は会社の運転資金や自分たちの生活費に使っていたとみられる。
外為証拠金取引は、少額の証拠金を担保に外貨の為替取引ができるハイリスクの金融商品。これまで法整備がなくトラブルが多発しているため、金融庁は法規制の導入を決めている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040617/eve_____sya_____004.shtml