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子どもがインターネットを使うとき、保護者はどうかかわっているのか。日本PTA全国協議会が保護者を対象にアンケートをしたところ、ほぼ半数が「何もせず、子どもに自由に使わせている」と回答した。4人に1人が、どのようなことに使ったか、子どもはほとんどか全く話さないと答えた。
昨年11〜12月に集めた小学5年生と中学2年生の保護者約5000人の回答を分析した。パソコンが家にあると答えたのは82.6%。このうち59%は家族で共用しているという。子ども専用のパソコンがあるとしたのは5.9%だった。
子どもが使うときに「何もせず、自由に使わせている」と回答したのは46.8%。以下、一緒にいる(34.9%)▽子どもが閲覧したホームページ(サイト)をチェックしている(7.7%)▽有害なサイトをフィルタリングソフトを使って見えないようにしている(4.3%)——などとなっている。
利用している内容を子どもが話すかどうかは、「よく話している」と「ときどき話している」を合わせると69.7%。一方、「ほとんど話さない」「全く話さない」は合わせて24.0%だった。
子どものほうが自分よりインターネットの知識があると答えた保護者は35.4%で、自分より知らないとする25.8%を上回った。小5の保護者だと、子どものほうが知識があるとする回答は25.6%だった。
長崎県佐世保市で起きた小6死亡事件では、ネットを通した子ども同士の関係の負の側面が浮き彫りになった。全国協議会は「保護者は子どもの状況を意外と知らないということを自覚すべきではないか」と話している。
(06/17 00:26)