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長野県飯田市の中央道パーキングエリアで15日夜、長野市の運送会社所有の三菱ふそうトラック・バス製の10トントラック(00年製)の左後輪から出火し、積み荷の一部が焼けた。県警の調べだと、車輪と車軸をつなぐ「ハブ」内のベアリング(車軸受け)が破損していた。三菱ふそうはベアリングにも不具合があるとして、14日にリコール対象に追加しており、同社はこのトラックが該当するかどうか調査する。
高速隊によると、トラックの走行中、ブレーキオイルの低下を示す警報ランプが点灯。パーキングエリアに停車すると、左後輪部分から火が出ていたという。左後輪のハブ内に2組あるベアリングのうち、外側の一つが粉々に砕けて、ブレーキ部品にも摩擦で焦げたような跡があった。同隊は、ベアリングが破損したため車軸の回転がずれ、ブレーキの部品同士が接触して摩擦熱で発火したとみている。
三菱ふそうは14日にリコールが必要な不具合43件を新たに公表し、この中にベアリングも含まれていた。ベアリングに関しては94年以降、13件の車両火災が起きている。同社は欠陥が直接事故につながる危険があることを認めている。(06/17 22:28)