2004年06月17日(木) 00時00分

架空請求取り立て 県消費生活センター「絶対支払わないで」 （東京新聞）

　利用した覚えのないインターネットの有料サイトの料金などを、はがきや携帯電話のメールで不当に請求される被害が県内でも相次いでいるが、今月に入り、吉城郡の四十代男性から「債権回収業者を名乗り、自宅に取り立てに来た」という情報が、県消費生活センターに寄せられた。

　これまで「期日までに支払わなければ、自宅へ回収に行く」などの脅迫的な文言があっても、実行されたケースは報告されていなかった。

　この男性の場合、はがきによる請求を無視し続けていたところ、自宅に男二人が回収に訪れたという。妻が毅然と断り、すぐに警察に相談。男二人はそのまま立ち去った。

　同センターは「家族間で“絶対に支払わない”という意思統一を」「家族構成や勤務先を聞かれても教えない」など、従来通りの注意を促すとともに、「不当請求が明らかなら、きっぱりと断って。それでも帰らなければすぐに一一〇番通報を」と呼びかけている。

　不当請求についての相談は、同センター＝電０５８（２６５）０９９９＝へ。　（宮尾　幹成）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20040617/lcl_____gif_____009.shtml