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2004年06月16日(水) 00時00分

『子どもとネット』考えよう 千代田で19日シンポ 東京新聞

 長崎県の小六女児事件を受け、千代田区こども110番連絡会は十九日、子どもとインターネットについて考えるシンポジウムを区立神田さくら館(神田司町二)で開催する。一方、大田区では十五日、区立矢口児童館(矢口三)で、子どもの危険を回避するための子育て講座「大切なわが子を守るために」が行われた。

■大田では子育て講座に熱気

 シンポジウムでは、弁護士の田島正広さんを司会役に、子どもにIT(情報技術)を教える中村伊知哉・スタンフォード日本センター研究所長、川島隆宏・区教委指導主事、保護者らがパネリストとして出席する。

 「ネットワーク時代のこどもたち」と題し、ITの危険からいかに子どもを守り、創造性を育てていくかを考える。午後一時半から。入場無料。定員は三百人。問い合わせは、千代田区街づくり推進公社=電(3262)0211。

 大田区の子育て講座では、母親たちで組織する「子どもの危険回避研究所」の西江麻由美副所長が講師になり、事例ごとに、「知らない人についていかない」「大声を上げる」「一人で歩かせない、遊ばせない」など、犯罪に巻き込まれない対策を挙げた。

 その上で「危険な場所や防犯について繰り返し子どもに教え、『もし…』という意識を持って、二重、三重の防止策を考えておくことが大切」などと呼び掛けた。 (沢田 一朗)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040616/lcl_____tko_____001.shtml