2004年06月16日(水) 00時00分

三菱車離れ４３都府県に （東京新聞）

　三菱自動車、三菱ふそうトラック・バスのリコール隠し問題で、全国四十三都府県と十一の政令指定都市が三菱車の購入を当分の間自粛するなどの措置をとっていることが十五日、本紙の調べで分かった。官公庁の購入自粛は一般消費者の心理にも影響を与え、三菱車離れはますます加速しそうだ。　

　三菱ふそうが十四日、新たなヤミ改修を発表したのを受け、福井県、福岡県、川崎市、札幌市の四県市は十五日、一斉に購入を見合わせることを決定。購入自粛の動きは三菱自の元幹部らが逮捕された直後の五月七日以降、徐々に広がりを見せている。

　自粛期間は「当分の間」とする自治体が最も多く、「企業の社会的責任を果たす態勢が整うまでは解除しない」（兵庫県）見通し。期間を定めた中で最長は秋田県、三重県の一年六カ月間となっている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040616/mng_____sya_____003.shtml