2004年06月16日(水) 19時30分
携帯電話に感染する本格的なウイルスを確認(更新情報)(Scan)
ロシアのセキュリティベンダであるKaspersky社は6月14日、携帯電話ネットワーク上で感染を拡大する世界初のウイルス「Cabir」を発見したと発表した。Cabirは「29A」と名乗るハッカーグループが作成したとされており、ノキア、シーメンス、松下電器の一部の機種で採用されているSymbian OSに感染する。Symbian OSのファイル配布形式「SIS」ファイルとして送信され、感染すると「Caribe」というメッセージを表示する。発症するとBluetoothによって接続できるデバイスを探し、発見すると自身のコピーを送りつける。具体的な被害はないが、Bluetoothを使用し続けるため携帯電話のバッテリーを著しく消費することになる。同社では携帯電話に感染するウイルスが存在しうるというアピールのためのコンセプトウイルスの可能性が高いとしている。
Kaspersky社:News Release
http://www.kaspersky.com/news?id=149499226
F-Secure ウイルス情報:Cabir
http://www.f-secure.co.jp/v-descs/v-descs3/cabir.htm
FT.com:First 'worm' aimed at mobile phones detected
http://news.ft.com/servlet/ContentServer?pagename=FT.com/StoryFT/FullStory&c=StoryFT&cid=1087295122440
SecurityFocus:Virus attacks mobiles via Bluetooth
http://www.securityfocus.com/news/8909
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