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ヤミ改修されたパトカーは、一九九二年式シグマ(三百八十九台)と、九五年式シグマ(六百五十一台)。九二年式は、前輪と車体を結ぶサスペンションの一部とパイプの溶接が不十分な欠陥。九五年式はバッテリー不良で、始動不能のおそれがある。
同社によると、九二年式は九四年秋、九五年式は九六年末にそれぞれ同社の市場サービス担当部門が各販売店にヤミ改修を指示。対象のほぼすべてで欠陥部品を新品に替えたという。これらの作業は、点検整備時などに、納入先の警察署などには内密のまま行われたらしい。
国土交通省によると、リコールで欠陥部品を交換する実施率は届け出の三カ月後で約80%。最終的に100%に近づく。
一方、顧客にも内密で行うヤミ改修は徹底されず、実施率はリコールを大幅に下回る。
パトカーのヤミ改修の実施率がほぼ100%の理由について、同社幹部は「車両の所在地が明確だったため」と説明。パトカー以外にヤミ改修実施率が高いケースがあったかどうかについて、同社は「調査中」としている。
一方、ヤミ改修の方法について、同社は「販売店に送る指示改修(ヤミ改修)文書は、案件ごとに番号と星印がある」と説明。一つ星の部品は、車検時など客の車が販売店に入庫する時に無断で修理し、より緊急性が高い二つ星の部品は、できるだけ客に来店を求めてヤミ改修していた。
国交省は、星印の前に記された番号は、ヤミ改修の実施時期を示す「暗号」とみている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040615/eve_____sya_____000.shtml