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三菱自動車と同社から分社した三菱ふそうトラック・バスは15日、4件のリコール(無償回収・修理)を国土交通省に届け出た。このうち大型観光バスと小型トラックの2件は、14日に三菱ふそうが公表した、過去にリコール届け出を回避した43件の一部。バスでは2件の物損事故が起きていた。
観光バス「ふそうエアロバス」など2車種計266台(91年12月〜02年4月製造)は、エンジンの回転を車軸に伝えるプロペラシャフトの組み付けが悪く、走行中に脱落する恐れがある。96年以降、長さ約4メートル、重さ35キロのシャフトの脱落が9件あった。00年には静岡県内で、02年には兵庫県内で走行中に脱落し、後続車に接触した。
小型トラック「ふそうキャンター」418台(97年2月〜02年5月製造)は燃料タンクが落下したり、燃料が漏れたりする恐れがある。対象車はいずれも現金輸送車。改造でタンクの取り付け位置を変更した際、欠陥が生じたという。
両社は国交省からリコールの進行状況などを定期的に公表するよう求められており、今後も発表を続ける。
通常のリコールは、ブレーキホースに穴が開いて制動力が不足する恐れのある大型観光バス「ふそうエアロクイーン」など2車種計620台(00年6月〜02年3月製造)と、車輪のホイールキャップが車体からはみ出す恐れのある三菱自動車の軽乗用車「ミニカ」など4車種計1650台(98年9月〜04年4月製造)。
(06/15 19:56)