2004年06月15日(火) 20時04分
血液事業に外部の声を 日赤に厚労省運営委が注文(共同通信)
血液の安全性向上のため日赤がまとめた組織改革案について、厚生労働省の血液事業部会運営委員会は15日、血液事業の運営を公正・透明にするため外部有識者の意見を取り入れる仕組みづくりなど8項目の注文をつける意見書を日赤に出した。
日赤の改革案は、本社に新設する「血液事業本部」の本部長に独立した権限を与え、専門性と機動性を高める内容。
しかし安全対策の最前線である血液センターを本部直轄にしないため、薬害エイズ被害者の運営委委員からは「本部の監督が十分機能するのか。改革案の検討経過も不透明だ」などと不満の声が上がっていた。
意見書は運営の透明化のほか、血液センターを所管する都道府県支部の権限見直し、会計方法の合理化などを求めた。
日赤は改革案を25日に正式決定して10月にも新体制を発足する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040615-00000183-kyodo-soci