2004年06月15日(火) 11時05分
<納税者情報>車上狙いに盗まれる 福島・郡山税務署(毎日新聞)
郡山税務署(福島県郡山市、佐藤忠署長)の職員が車上狙いに遭い、納税者の氏名、住所、所得などが記載された書類が盗まれていたことが分かった。書類は個人、法人合わせて数十件分とみられる。同税務署は郡山署に被害届を出したが、公表していなかった。同署は窃盗事件として調べている。
調べでは、書類が盗まれたのは5月下旬。同税務署の正職員が車内に書類を置いたまま車を離れている間に車上荒らしに遭った。
同税務署の職員が盗難に遭った納税者宅を個別に訪ねて謝罪した。被害者が盗難場所や書類の内容を問いただすと「個人情報のため説明できない」と答えなかったという。被害者からは「書類を悪用されたら、どう責任を取るのか」と批判の声が上がっている。
同税務署は「警察署に被害届を出したので隠したわけではない。詳しいことは捜査中のため、お答えしかねる」と釈明している。【福沢光一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040615-00001021-mai-soci