2004年06月14日(月) 21時49分
コンフリーで肝障害 厚労省が注意呼び掛け(共同通信)
肝障害になるおそれがあるとして、厚生労働省が摂取を控えるよう求めている「コンフリー」
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スタミナ増強に効果がある健康食品として普及している「コンフリー」(別名ヒレハリソウ)を食べた人が、肝障害を起こすケースが海外で相次いでいるとして、厚生労働省は14日、業者に自主回収と製造、販売、輸入の自粛を求めた。
消費者には飲食を控えるよう、厚労省のホームページで注意を呼び掛けている。
これまで日本での健康被害は報告されていないが、厚労省は今後、内閣府の食品安全委員会の意見を聞いた上で、販売禁止を検討する方針。禁止されれば、重い気管支炎の発症例が昨年相次いだ健康食品「アマメシバ」の粉末に次ぎ、2例目となる。
厚労省によると、コンフリーは欧州、西アジア原産。ビタミンやミネラルを豊富に含み、スタミナ増強や貧血に効果がある健康食品として、お茶や錠剤などの形で広く普及。昨年1月から今年5月までに約2トンが輸入されている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040614-00000235-kyodo-soci