2004年06月12日(土) 00時00分

個人情報ＦＤを紛失／日本通運（朝日新聞・）

　日本通運（本社・東京）が今月初め、和気、佐伯、吉永の３町の住民で、和気農協（和気町）に口座を持つ顧客の口座から引き落としている固定資産税や公共料金などのデータ約５千件の入ったフロッピーディスク１２枚を、搬送中に紛失していたことがわかった。少なくとも、２千人以上の個人データが入っていたと見られる。

　県内の農協の指導機関「ＪＡ岡山中央会」によると、フロッピーには、和気農協の口座番号や名義人とともに、各町に支払ったり納めたりする税や水道料などのデータが保存されていたという。

　同社岡山支店によると、集荷員が１日夕、県内の農協の情報処理をしている県農協電算センター（岡山市）から和気農協あての荷物２袋を受け取り、同市の配送センターに持ち帰った。翌２日午前１０時ごろに和気農協に届けたが、７日になって電算センターから、荷物１袋が届いていないとの問い合わせがあり、紛失がわかったという。１日夕に配送センターに保管した際には２袋と記録されていたが、中継した営業所の記録では、発送荷物は１袋となっており、搬送中に不明になった可能性が高いという。

　同社岡山支店は「個人情報を扱う業務でトラブルが起きてしまい、関係各方面に多大なご迷惑をかけてしまった。再発防止に万全を期したい」と話している。

（6/12）

http://mytown.asahi.com/okayama/news02.asp?kiji=4483