2004年06月11日(金) 00時00分
水頭症手術ミスで死亡 2医師書類送検(朝日新聞・)
福岡市の病院 業過致死容疑 福岡県警は10日、水頭症手術の際に誤って静脈を傷つけ患者を死なせたとして、福岡市西区石丸の白十字病院(溝口強美院長)に勤務していた37歳と31歳の医師2人を、業務上過失致死の疑いで福岡地検に書類送検した。病院側はミスを認め、遺族との間では示談が成立している。2人は事故後に別の病院に移っている。
県警の調べでは、2人は03年7月31日、くも膜下出血に伴う水頭症で入院中だった福岡市西区の主婦(当時52)の手術を担当。脳内にたまった脊髄(せきずい)液を取り除くため、頭蓋骨(ずがいこつ)に直径17ミリの穴を開ける時に位置を誤り、静脈の束を傷つけて主婦を出血性ショックで死亡させた疑い。適切な止血措置もとらなかったという。
県警によると、頭蓋骨に穴を開ける際は位置をマジックなどで「マーキング」をするのが一般的だが、2人はそれをしていなかった。
2人は「これまではマーキングをしていたが、手術慣れして基本的なミスをしてしまった」と話しているという。
(6/11)
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=6561
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