2004年06月11日(金) 18時45分
個人の電子商取引が64%増 経産省の03年市場調査(共同通信)
経済産業省などが11日発表した電子商取引に関する実態・市場規模調査によると、2003年の個人向け電子商取引額が、前年比64・8%増の4兆4240億円となり、ネットショッピングなど、個人向けのインターネットを使ったサービスの普及が加速していることが分かった。
ブロードバンド(高速大容量)通信の普及が急激に広がっていることや、企業がインターネットを使った販売に力を入れていることが背景にある。
高速でデータ通信ができる第三世代携帯電話の普及により、移動端末を使った電子商取引が7770億円で、前年の約2・4倍に急増。インターネットを使って銀行取引を行うネットバンキングや、ホームページ上での旅行・ホテルの予約が増加した。
一方、企業間の電子商取引も前年比67・2%増の77兆4320億円に増えた。公共事業の電子入札の浸透で建設分野での電子商取引が前年の約6・6倍となり、大幅に伸びた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000222-kyodo-bus_all