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大型車の車輪を固定するボルトが折れて車輪が脱落する事故が、今年に入って41件起き、うち5件が人身事故だったことが11日、国土交通省のまとめで分かった。過去5年間では最多の勢い。同省が22万台の緊急点検結果をまとめたところ、約1.6%でボルト折損などの不具合が見つかった。同省は秋をめどに対策をまとめる。
北海道江差町で2月、走行中のダンプカー(10トン)から外れた後輪タイヤが直撃した保育園児の死亡事故を受け、同省は4月、全国の大型車104万台の所有者にボルトの緊急点検を指示していた。
緊急点検の結果を同省がまとめたところ、トラックやバス、ダンプカーといった大型車約22万3000台のうち、約3500台で不具合が見つかった。このうち1135台を詳しく調べたところ、「ボルトのネジの変形や摩耗」が445台、「ボルト折損」211台といった不具合が分かった。
国交省は「不具合はいずれも法定点検の検査項目。点検項目や内容の見直しも含め、再発防止に必要な原因究明や対策を秋までにまとめる」としている。
(06/11 19:02)