2004年06月11日(金) 22時04分
<タイヤ脱落>トラックの2%に事故の危険 国交省緊急調査(毎日新聞)
大型車のホイールボルトが破損し、タイヤ脱落事故が相次いでいる問題で、国土交通省は11日、4〜5月に実施した緊急点検結果を発表した。トラックの2%に事故の危険のある不具合があった。同省は整備工場やメーカーに整備の徹底を求めるとともに、原因や対策について有識者の調査検討会で分析する。
対象は104万台のトラックやバス。メーカーや関連団体を通じて点検・整備を周知し、約22万台について情報を得た。貨物運送事業者でつくるトラック協会では、点検した15万5219台のうち3049台(2%)でボルトの破損やナットの欠落があった。ダンプやバス、自家用自動車では0.5〜1.6%で不具合が見つかった。
ボルト破損によるタイヤ脱落事故は今年1〜6月に42件発生。2月には北海道でダンプカーから外れたタイヤが3歳児を直撃し、死亡させる事故があった。
【武田良敬】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040612-00000109-mai-soci