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2004年06月11日(金) 11時18分

シャープと取引、イオン全面停止 台湾メーカー液晶テレビめぐり対立産経新聞

 大手スーパーのイオンは十日、シャープとの取引を全面停止すると発表した。イオンが日本で独占販売する低価格の液晶テレビについて、シャープが十日までに、同テレビ技術が特許侵害に当たるとして、製造元の台湾のメーカー、東元電機の日本法人を相手取り、生産・販売停止を求めた仮処分申し立てを東京地裁に行ったことに伴うもので、イオンはシャープの在庫品についても店頭からの撤去なども検討している。
 シャープが仮処分を申請したのは東元電機の日本法人である三協(本社・東京)。特許侵害の対象は東元電機の20型液晶テレビで、このテレビに採用されている台湾・友達光電製の液晶パネルがシャープの特許を侵害しているとしている。
 台湾メーカー製液晶テレビを販売するイオンは、シャープとの取引停止について、「当社がコンプライアンス(法令順守)に問題がある商品を承知の上で取り扱っているかのような誤解を与える」としてシャープを非難している。取引停止の期間は未定。イオンによると、シャープとの取引は、液晶テレビやエアコン、冷蔵庫、電子レンジなどで、年間で約七十億円。
     ◇
 ≪台湾側、争う構え≫
 【台北=河崎真澄】シャープが、液晶テレビで特許を侵害されたとして販売停止などの仮処分を東京地裁に申請した問題で、訴えられた側の台湾の「東元電機」は十日、「シャープ製品への取引停止措置を取ったイオングループを支持するとともに、消費者の利益を損ねるシャープの提訴は遺憾」として反論するコメントを発表した。また、東元に液晶パネル部品を供給している「友達光電」も同日、「製造技術は自社のものであり提訴は遺憾」との声明を発表し、シャープ側と争う姿勢を示した。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000015-san-bus_all