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神奈川県小田原市の司法書士野田順一さん(56)が10日、国技館の喫煙が制限されていないのは日本相撲協会(北の湖理事長)の管理義務違反だとして、協会を相手にチケット代の4分の1に当たる5650円の損害賠償を求める訴えを、横浜地裁小田原支部に起こした。
訴状によると、野田さんは5月場所の千秋楽を国技館の升席で観戦した際、近くの観客が次々に喫煙したため、約3時間半にわたり、煙で「耐え難い苦痛」を味わったとしている。
野田さんは、健康増進法が劇場などの管理者に、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙を防ぐために必要な措置を講じるよう求めている点を指摘。協会が喫煙を放置したのは重大な過失だ、などと主張している。
請求額については「損害は金銭では代替できないが、仮に賠償されるとすれば、チケット代の4分の1相当額は下らない」としている。
升席での喫煙をめぐっては、協会が7月の名古屋場所について、施設の管理者から要望を受けて全席禁煙を検討したが、結局、見送られることになった。協会は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
(06/11 10:42)