2004年06月10日(木) 21時17分
<児童虐待報道>ホームオブハートが日テレを抗議(毎日新聞)
栃木県の自己啓発セミナー施設で児童5人が児童相談所に一時保護された問題で、セミナー運営団体「ホームオブハート」代理人の伊藤芳朗弁護士は10日、日本テレビに、児童虐待があるかのような報道で名誉を傷つけられたとして、謝罪放送などを求める通知書を出した。誠意ある回答がない場合、放送と人権等権利に関する委員会(BRC)に権利侵害の申し立てをするとしている。
通知書は、日テレが4月にニュースなどで「(一時保護のため施設に入った児童相談所の)職員が段ボールで赤ちゃんが育てられるのを見た」などと報じたことについて、「立ち入り調査時には段ボールもなかった」と、報道は事実に反し断定的としている。
この問題で、栃木県北児童相談所は3日、「虐待を断定するには至らなかったが、一時保護した児童全員について不適切な養育があった」とし、幼児2人を乳児院へ入所させることを決めた。他の女子児童3人も、保護者の元で適切な養育がされているか指導していく決定をした。同相談所によると、保護者はいずれも現在は施設を出て生活している。【児童虐待取材班】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000100-mai-soci