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韓国で今月に入り、廃棄予定の大根を材料にしたギョーザが広く流通していたことがわかり、社会問題になっている。食品医薬品安全庁関係者によると、一部が日本に輸出された可能性もあるという。
警察当局が６日、たくあん製造会社から廃棄予定の大根の切れ端などを仕入れてギョーザの具を製造していたとして、食品業者などを食品衛生法違反容疑で摘発した。昨年以降、この業者が卸した材料をもとに韓国のギョーザ製造業１２社がギョーザをつくっていたことが１０日明らかになった。
大根の中には腐るなど不衛生なものが含まれていたとされ、食品医薬品安全庁はメーカーに商品の廃棄を指示した。マスコミは「生ごみギョーザ」と名付けて大々的に報じており、スーパーや食堂ではギョーザの売り上げが急減している。
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厚生労働省は１０日、韓国産冷凍ギョーザの輸入業者に対し、昨年１月以降、腐った大根が入ったギョーザを扱った韓国業者１２社のものが含まれていたかを確認し、報告するよう各都道府県を通じて通知した。
厚労省によると、昨年１年間に輸入された韓国産冷凍ギョーザは９０件、計８６４トン。今年は８日までで４９件、計４３７トンだった。問題のギョーザが輸入されたかどうかは未確認だが、同省は輸入手続きを一時的に停止するよう各検疫所に指示している。輸入が確認されれば、回収を指示するとともに、輸入禁止の措置をとる方針。
(06/10 23:42)