2004年06月10日(木) 14時50分
WOWOW社員、関係者枠チケットのネット転売で利益(読売新聞)
衛星放送局のWOWOWの40歳代の社員が、関係者枠で購入した人気ミュージシャンのコンサートチケットを、ネット上のオークションで転売して利益を上げていたことが、10日明らかになった。
少なくとも2001年から3年間にわたって約300件の取引を行い、1件につき手数料1400円と、落札価格と定価の差額を手にしたと見られ、同局では「今後このようなことがないよう厳正に対処する。近日中に処分も決めたい」としている。
端緒は、人気男性デュオ、CHEMISTRY(ケミストリー)が先月から今月にかけて行った公演のチケット14席分がネットオークションにかけられていることを、興行会社「H.I.P.」の担当者が見つけたこと。
席の番号を照合したところ、WOWOWの音楽事業担当だった社員に関係者枠で販売した入場券だったことが判明。さらに、ネット上での出品リストから、マライア・キャリー、平井堅さんら同社が手がけた公演に加え、浜崎あゆみさんら他の興行会社が手がけたコンサートの入場券も転売していたことが分かった。
オークションでの落札価格は不明だが、都内のチケットショップでは、人気ミュージシャンの公演の場合、1枚5000—7000円ほどの入場券が5万円以上の価格で売られているケースもあり、かなりの収益を上げていたとみられる。H.I.P.では「入手困難なチケットに絞って転売をしていたのは悪質」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000208-yom-soci