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井戸町地区老人会「喜楽会」会員約五十人が出席。熊野署の長沢康博署長が「ここでの体験を近所や家族に話し、防犯のリーダーになってください」などとあいさつした。
参加者を代表して水口敏彦さん(78)と岡崎さつゑさん(74)が一人ずつ舞台に上がり、署員ふんする詐欺犯と電話で「対決」した。水口さんは、孫が返せなくなった借金を肩代わりしろと脅される想定。岡崎さんは交通事故の示談金を署員になりすました犯人が振り込ませようとする内容。
いずれも「オレオレ」との問いかけに最初は「誰ですか」「そんな孫はいません」などと受け答えをしていたが「その友人だ」などという犯人の話術に次第にはまり、犯人が言う振込先を控えていた。
最後に松岡善則刑事課長が「まずは落ち着くことが大切で『オレオレ』と言われて『〇〇ちゃんか』とこちらから問いかけては犯人の思うつぼ。署員が事故の示談をすることはあり得ず、おかしいと思ったらすぐ通報してほしい」と呼びかけた。また架空の電話代請求書が届いたような場合も「書かれた電話番号にかけてはダメ」などと注意した。
(河北 直行)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20040610/lcl_____mie_____003.shtml