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神奈川県警捜査４課などは８日、紳士録からの個人情報の削除を名目に、多額の現金をだまし取ったとして神奈川県相模原市上鶴間本町１丁目の無職前原伸一容疑者（３７）ら１０人を詐欺の疑いで逮捕した。被害は全国で２１０人以上、計１億５千万円に上る可能性があり、県警は裏付け捜査をしている。
調べでは、前原容疑者らは「日本出版振興会」など架空の団体を名乗り、０３年１２月から０４年４月下旬の間に同県茅ケ崎市内の会社役員（７５）から、計７６２万円をだまし取った疑い。
前原容疑者らはマニュアルを作成。紳士録からの個人情報削除が「うちなら半額でできる」などと言葉巧みに持ちかけていたという。県警は前原容疑者らが同様の手口で全国の元会社役員や大学教授などから金をだまし取っていたとみている。
(06/09 02:41)