2004年06月09日(水) 19時37分
スズキの電動車いすで事故 約8万台を無料点検・修理(共同通信)
スズキは9日、高齢者が利用する電動車いす「セニアカー」のボルトが折れる恐れがあり、重傷事故も起きたことから、計8万560台を10日から無料で点検・修理すると発表した。
これまでに起きた人身事故は2件で、うち1件は鹿児島県内の女性が転倒し、骨にひびが入って40日間入院する大けがだった。もう1件は熊本県の男性が転倒し、顔などにすり傷を負った。
製造不良があったのは、1994年9月から2001年8月に生産した7万4316台、03年5月から同年9月に生産した6244台。ナショナル自転車工業(大阪府)に商品供給した100台、部品メーカー、キーレックス(広島県)に部品供給した1779台も含まれる。
駆動関連部品のボルトの締め付けが弱く、ボルトが緩んで折れる恐れがある。下り坂では惰性で走行する場合があるとしている。
問い合わせはフリーダイヤル(0120)402253。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000253-kyodo-soci