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三井住友銀行を核とする三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、消費者金融大手のプロミスを傘下に収める方向で最終調整に入った。プロミスの株式の15%以上を取得し、決算の連結対象とする方針で、出資額は1000億円規模とみられる。収益基盤の一つと期待する個人向け小口ローン部門の強化が狙いだ。
三井住友FGは、個人向け無担保ローンの貸出残高を今後3年間でほぼ倍増させる計画。グループには消費者金融の子会社もあるが、審査ノウハウなどの不足も指摘されている。審査手法やデータベース量で優位な専業大手を取り込むことで収益力を拡大する戦略だ。
プロミスは04年3月期の貸付金残高が1兆5290億円で大手4社の一つ。消費者金融業界は利ざやが大きいが、自己破産の増加が収益を圧迫しつつある。プロミスも04年3月期の当期利益が前期比31.5%減と落ち込んだ。また、今後資金調達面での不安もささやかれている。提携で資金調達の金利を低く抑えられる、というメリットを期待する。
メガバンクが消費者金融を傘下に置くのは、三菱東京フィナンシャル・グループが4月にアコムを傘下に入れたのに続く動き。
(06/09 21:07)