2004年06月08日(火) 21時05分
震えるお年寄り、架空請求と直感! 被害防止のお手柄−−都城署が感謝状 /宮崎(毎日新聞)
◇市職員・東さん、宮銀・徳丸さん
電話中の高齢女性の様子を見て架空請求の被害を未然に防いだとして、都城署は7日、都城市土木課の東崇志さん(33)と宮崎銀行都城市役所出張所長、徳丸康雄さん(51)に感謝状を贈った。2人は「被害を防げて良かったが、お年寄りをだます手口は許せない」と憤っている。【桐山友一】
同署などによると、東さんが市内の女性(70)に気づいたのは5月28日午前11時ごろ。市役所1階の公衆電話横を通りかかった際、女性が震えながらメモを取り「今からすぐに振り込みます」などと話しているのを耳にした。「架空請求では」と直感した東さんは市役所内の宮銀出張所へ先回りして相談。徳丸さんが窓口に来た女性から事情を聞き、振り込みを思いとどまらせた。
女性が持っていた架空請求書は「テレビや携帯電話を購入した際の消費税が未納」という名目で「給与や動産を差し押さえる」と通告。女性が電話すると30万円請求し、「2000円しかない」と答えると「あるだけ振り込め」と強要したという。連絡を受けた同署は、振り込み先の口座凍結を金融機関に依頼した。
浜砂義憲署長も「これからも協力をお願いしたい」と感謝した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000002-mai-l45