2004年06月08日(火) 02時10分
携帯有料サイト架空請求 高校生769人「受けた」 県教委調査(西日本新聞)
【熊本】 使った覚えのない携帯電話などの有料サイトの利用料金を請求され、そのまま支払ってしまう被害が全国的に多発しているが、県内では県立高校の全生徒の約2%にあたる七百六十九人がこうした架空請求を受けていたことが七日、県教委の調査で分かった。
同日の定例県議会代表質問の答弁で柿塚純男県教育長が明らかにした。県教委によると、調査は五月末、被害状況の把握のため初めて実施。(1)昨年度の一年間に携帯電話やインターネットの有料サイト利用料金を架空請求されたことがあるか(2)架空請求を受けた際、保護者らに相談したか—について、生徒の実態把握を全六十一校の県立高校に指示した。
調査結果によると、架空請求を受けたことがある生徒は、一年が百三十六人、二年が三百人、三年が三百三十三人。保護者らに相談したのは、このうち約73%にあたる五百五十八人だった。実際に請求額を支払ったかどうかは調べていない。
県高校教育課は「高校生にも架空請求が相次いでいることが分かった。身に覚えのない請求には応じず、保護者や学校に相談するよう学校現場で被害防止に努めたい」としている。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000007-nnp-l43