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商品先物取引大手「東京ゼネラル」（福岡市）の不正経理事件で、東京地検特捜部は８日、同社社長飯田克己容疑者（６６）ら３人を有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕した。
ほかに再逮捕されたのは、元常務牟田口九洲雄（むたぐち・くすお）（５７）、元専務向野忠洋（むくの・ただひろ）（６０）の両容疑者。
調べでは、飯田社長らは００年５月〜０２年８月、顧客から委託を受けた商品先物取引の資産を自社の資産と分けて保管しているように装うため、業界団体の「商品取引受託債務補償基金協会」（東京都中央区）に対し、計１６回にわたり金銭信託口座の残高を約２億〜２９億円水増しした証書の写しを提出したとされる。実際の残高は約１３億円しかなかったが、委託資産の増加に伴い、徐々に水増し額を増やしたという。
３人はこのほかにも、監督官庁に虚偽の残高証明書などを提出したとして商品取引所法違反（虚偽報告）などの罪で７日に起訴されている。(06/08 19:05)