2004年06月08日(火) 21時38分
コスモ石油カード、92万人の会員情報流出(読売新聞)
「コスモ石油」(本社・東京都港区)が発行したクレジットカードの会員に不審なダイレクトメールが相次いで届いた問題で、同社の岡部敬一郎社長は8日、都内で記者会見を開き、会員約220万人のうち92万3000人余りについて、氏名、住所、電話番号、生年月日や自動車登録番号などの情報が持ち出されていたことを明らかにした。
同社は、会員からの問い合わせが相次いだことを受け、今年4月から調査を開始。その結果、今夏から開始予定だった顧客サービスシステムの開発にかかわった委託業者の男性社員が、サーバーから自分のパソコンに会員情報を読み込んでいたことが分かった。
このシステムは、車のメンテナンスに関する情報を会員に提供するものだが、男性社員は、読み込んだ情報は他人に渡していないと主張しているという。コスモ石油では、真相解明のため、刑事告訴などの法的措置を検討するとしている。
一方、同社は、管理責任を怠ったとして、岡部社長ら代表権のある役員2人を10%、その他3人の役員を5%、それぞれ3か月間の減給とするほか、社員3人をけん責とする処分を発表した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000115-yom-soci