2004年06月08日(火) 14時08分
東京ゼネラル社長再逮捕 29億円信託偽装で東京地検(共同通信)
商品先物取引大手「東京ゼネラル」(福岡市)による顧客資金の虚偽報告事件で、東京地検特捜部は8日、「商品取引受託債務補償基金協会」(東京都)に対しても29億円の追加信託を装い虚偽報告をしたとして、有印私文書偽造などの容疑で同社社長、飯田克己容疑者(66)ら3人=有印私文書偽造などの罪で起訴=を再逮捕した。
ほかに再逮捕されたのは元専務向野忠洋(60)と元常務牟田口九洲雄(57)の両容疑者。
調べでは、飯田容疑者らは2000年5月から02年8月までの間、計16回にわたり総額約29億円を追加信託したように装うため、偽造した銀行通帳の写しを添付した報告書を協会に提出した疑い。
特捜部は、顧客の債権の流用を隠ぺいする目的で偽造をしたとみている。
協会は商品先物取引業者が破たんなどした際、業者が信託していた現金などの顧客の債権を代位弁済する国の指定機関。東京ゼネラルとは1999年に契約を結んだ。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000120-kyodo-soci