2004年06月08日(火) 15時14分
東京ゼネラル飯田社長を再逮捕、通帳コピー偽造の疑い(読売新聞)
監督官庁への虚偽報告で起訴された商品先物取引大手「東京ゼネラル」の社長飯田克己被告(66)らが、公的弁済機関の社団法人「商品取引受託債務補償基金協会」(東京都中央区)にも銀行の通帳明細のコピーを偽造して提出していた疑いが強まり、東京地検特捜部は8日、飯田被告らを有印私文書偽造・同行使容疑で再逮捕した。
調べなどによると、東京ゼネラルは同協会との間に、経営破たんなどで顧客に資産を返済できなくなった場合、30億円を限度に同協会が代わって弁済する契約を締結した。
ところが、飯田被告らは2000年5月から2002年8月まで16回にわたり、顧客資産を信託した口座の通帳の写しを偽造、計29億円分を水増しして提出した疑いが持たれている。
飯田被告が昨年7月、同協会幹部と面会した際、信託額が違うことを漏らしたのをきっかけに発覚。同社はその後、協会側に虚偽報告を認め、「実際の信託額は13億円しかない」と明らかにした。同協会が今月、飯田被告らを東京地検に告発していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000406-yom-soci