2004年06月08日(火) 18時45分
準備金積み立てなしが3割 無認可共済で初の実態調査(共同通信)
医療保障などを割安な掛け金で受けられると人気の共済のうち、法律の規制や行政の監督を受けない無認可共済について、総務省が調べた146団体のうち、将来の共済金支払いに向けた責任準備金を積み立てていない団体や、一時に多額の共済金を支払うリスクを分散し合う「再共済」の契約をしていない団体がともに3割あることが8日、分かった。
準備金も再共済もない団体が2割あり、また全体の3割は財務内容などを公表していなかった。無認可共済は勧誘方法などをめぐって各地で消費者センターへの相談が増え規制が課題になっており、総務省は初の実態調査の中間まとめとして8日の金融審議会に報告する。
任意団体による無認可共済は1000あるともいわれるが、146団体について協力が得られ実地調査を終えた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000188-kyodo-soci