2004年06月07日(月) 21時44分
虚偽報告の「東京ゼネラル」社長ら3人起訴(読売新聞)
商品先物取引大手「東京ゼネラル」の虚偽報告事件で、東京地検特捜部は7日、同社社長の飯田克己容疑者(66)ら3人を商品取引所法違反と有印私文書偽造・同行使の罪で、法人としての同社を商取法違反の罪で、東京地裁に起訴した。
特捜部の調べで、飯田容疑者らは、逮捕容疑となった延べ208億円の資産水増し報告とは別に、27億円分の銀行口座の残高証明書の写しを偽造して監督官庁の農水省と経産省に提出していたことや、商品先物取引を行う許可の更新を申請する際にも、資産額を約17億円水増しした資料を出していたことが判明した。同社の資産水増し総額は、延べ252億円となった。
同社を巡っては、公的弁済機関の社団法人「商品取引受託債務補償基金協会」(東京都中央区)も、29億円分の通帳明細の写しを偽造したとして、飯田容疑者らを有印私文書偽造・同行使の疑いで告発しており、特捜部は立件に向けて捜査を進めている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000413-yom-soci