2004年06月07日(月) 14時43分
武富士が社内改革案、取締役半減・社外取締役は倍増(読売新聞)
消費者金融大手の武富士は7日、武井保雄前会長による盗聴事件を教訓に、14人の定員枠がある取締役を半分程度まで減らす一方、現在1人しかいない社外取締役を2—3人に増やすことなどを柱とする社内改革案を固めた。
同様の事件の再発を防止するため、経営の透明性とコンプライアンス(法令順守)を徹底するのが狙いだ。7日午後に正式発表する。
取締役の半減によって経営判断の迅速化を図ると共に、各取締役の責任を明確にし、不祥事の再発防止を図る。同時に、執行役員制度も本格的に導入する。
また、社外取締役を増員することで、武富士出身者を中心に構成される取締役会を監視する機能を持たせる。
武富士は、盗聴事件を受け、2003年12月から法令順守の強化に取り組んでいる。弁護士や大学教授ら外部の有識者が参加するコンプライアンス委員会が2004年4月、経営の透明性を確保するよう提言していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000406-yom-bus_all