2004年06月07日(月) 15時32分
複数のHTMLファイルをCHMヘルプファイルに変換して整理できる「ヘルプましん」(impress Watch)
写真:インプレス
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ローカルにあるHTMLファイルをもとに、CHM形式のヘルプファイルを作成できるソフト「ヘルプましん」Build 2.4.3が、5月29日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「ヘルプましん」は、ローカルにある複数のHTMLファイルからCHM形式のヘルプファイル作成を支援するソフト。本ソフトは、マイクロソフトから配布されている「HTML Help Workshop」のフロントエンドとして動作する。CHMヘルプファイルは、複数のHTMLファイルや画像を1つのファイルにまとめることができるため、ファイルの管理が容易になるほか、HTMLファイルとして保存しておくよりもファイルサイズを小さくできるという利点もある。
CHM形式のヘルプファイルでは、各ページにタイトルを付けて画面左側にツリー形式の目次を表示できる。また、CHMヘルプファイルの標準機能として指定した文字列をもとに全文検索することも可能。検索結果は、ヒットしたページのタイトルが一覧表示され、タイトルをダブルクリックすると対象の文字列を反転表示した状態でHTMLファイルを閲覧できる。
本ソフトでCHMヘルプファイルを作成するには、まずHTMLファイルが存在するフォルダを指定する。フォルダやファイル構成がそのままツリー形式で階層化されるので、必要であれば各ページをドラッグ&ドロップなどで順番を入れ替えたり、タイトルを変更すればよい。ヘルプファイルとして作成する際には、プログラムから呼び出すための“コンテキストID”をページごとに指定することができる。あとは出力先のフォルダを指定してコンパイルすればCHMヘルプファイルが完成する。
オンラインソフト作者がソフトに配布するヘルプファイルの作成に用いるほか、Webページから保存したHTMLファイルや自分のホームページのログなどを、自分だけの情報データベースとしても活用できるだろう。
【著作権者】うな 氏
【対応OS】Windows95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】Build 2.4.3(04/05/29)
□カエルましん
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/8031/
□Microsoft Office リソース キット(「HTML Help Workshop」のダウンロードページ)
http://www.microsoft.com/japan/office/ork/appndx/appa06.asp
(久保 望)(impress Watch)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000002-imp-sci