2004年06月07日(月) 18時00分

東ゼネ社長ら３人起訴＝資産水増し、法人も立件−商取法違反で東京地検（時事通信）

　商品先物大手「東京ゼネラル」（福岡市）の虚偽報告事件で、東京地検特捜部は７日、商品取引所法違反、有印私文書偽造、同行使の罪で社長飯田克己容疑者（６６）ら３人を起訴した。
　ほかに起訴されたのは、元専務向野忠洋（６０）、元常務牟田口九洲雄（５７）両容疑者。商取法違反罪で法人としての同社も起訴した。
　起訴状によると、飯田容疑者は２００１年７月、営業許可の更新申請をする際、経産、農水両省に対し、実際には約１３億円だった金銭信託額を約１７億円水増しした書類を提出した。
　さらに、３人は同年９月の両省の立ち入り検査で、顧客と自社の資産を分離保管しているように装うため、計約１３５億円を水増しした虚偽の残高証明書の写しを出した。
　飯田、牟田口両容疑者は昨年１月にも、両省に預金残高を約７１億円多く報告。翌月には計約１００億円水増しした残高証明書を経産省に提出するなどした。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000519-jij-soci