2004年06月07日(月) 11時48分

佐世保の小６女児、精神鑑定申請へ…付添人弁護士方針（読売新聞）

　長崎県佐世保市の小６女児事件で、女児の付添人弁護士は、７日、近く長崎家裁佐世保支部が開始を決定するとみられる少年審判で、女児の精神鑑定を申請する方針を固めた。

　付添人は「精神的な異常は感じられないが、心の内を知るには、専門家の鑑定が必要と考えた」と説明している。

　付添人は、３日に女児と面会した印象などから、「精神的な異常は感じられず、精神鑑定の必要性は感じない」としていた。しかし、その後、女児が１月に開設したホームページで、中学生同士が殺し合う小説「バトル・ロワイアル」をなぞって書いた「自作小説」や、クラスメートを非難する記述を確認し、面会時の印象と大きくかけ離れていたうえ、首を切るという残虐性を踏まえ、精神鑑定が必要と判断したという。

　審判が始まれば、家裁支部は家裁調査官の調査結果や鑑別所の意見などを基に、精神鑑定が必要かどうか判断する。付添人からの申請は判断材料の一つになる。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000003-yom-soci