2004年06月06日(日) 10時44分
知らぬ間に転居6回・結婚・養子4人…独居男性が訴え(読売新聞)
知らない間に本籍地を2回移され、転居6回、養子縁組3回(4人)、婚姻1回の届け出をされたと、大阪府堺市の無職男性(54)が同市に訴えた。市は住民票が不正に異動された疑いが強いとして、公正証書原本不実記載・同行使容疑で、近く容疑者不詳のまま、大阪府警に告発する。
男性は1995年から堺市に住んでいたが、戸籍謄本や住民票によると、2000年6月、本籍地が四国の実家から堺市に移され、同時に42歳、45歳の男2人が養子となった。直後に東大阪市に転出、一昨年4月までに、河内長野市、田尻町(同町内で1回転居)、堺市、田尻町と転出入。同月には55歳の女性と結婚、女性の姓に変えるとともに本籍地を移した。さらに2人が別々に養子になった。養子4人のうち2人との養子縁組は昨年7月までに解消されていた。
男性は今年5月、堺市に住民票を請求して初めて気付き、同市と府警に「10年前からずっと一人暮らし。戸籍も住民票も元に戻してほしい」と訴えた。
今回、養子となった4人の所在は不明で、自治体関係者は「姓を変え、別人として借金させる目的だったのでは」と推測している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040606-00000301-yom-soci