2004年06月05日(土) 12時09分
UFJ、系列信販会社・アプラスの売却を検討(読売新聞)
UFJホールディングス(HD)が、系列の大手信販会社、アプラスを売却する方向で検討を進めていることが5日、明らかになった。
米シティグループや英HSBCなど、外資系金融機関を中心に5社程度と交渉を進めており、7月下旬をメドに売却先を決定する方針だ。売却額は約1000億円規模になると見込んでいる。
アプラスは、UFJグループが発行済み株式の約4割を保有し、UFJ銀行とUFJ信託銀行が合わせて計約2000億円を融資している大口融資先の1つ。
UFJグループは、債権放棄や優先株引き受けなどで1300億円の金融支援も実施している。信販・カード業務に強みを持つが、不動産担保融資の焦げ付きなどが経営の足を引っ張っており、売却により、抜本処理を図ることにした。
UFJHDは2004年3月期決算で、税引き後利益が4028億円の大幅赤字に陥り、不良債権比率も8・5%と高止まりしているため、大口融資先の抜本処理が急務となっている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040605-00000104-yom-bus_all